井上 欣也

松聲館技法研究員 / ヨガ研究者


生まれも育ちも神奈川県。


幼少より武術に興味を持つものの、集団での行動が苦手だった為に武道系の会に入会する事も出来なかった。。月日はたち、大学時代にひょんなことから武術研究家甲野善紀先生の存在を知る。2007年、講習会へ行き衝撃を受ける。以降、甲野先生の武術、身体技法を通じて身体の使い方を学び、身体の奥深さ、不思議さ、そして面白さを知る。武術稽古や身体の使い方の研究をしながら、甲野先生の講座のアシスタント等も務めさせて頂く。


さらに身体探究についての見聞を広げるために指圧、ヨガなど東洋の身体観、思想にも学び、研究している。リラクゼーションサロンに勤務していた事もあり、接触の技法や相手との関係性は自身にとってテーマの一つ。ヨガは身体の不調が改善したのをキッカケに学び始める。日本のヨガの整体法、修正法、強化法等も学ぶ。


自身が感じた身体を使う事の新鮮な喜びや、身体を通しての学びをお伝えしたいと思い、古武術を基にした身体操作とヨガの指導を開始。学びと経験を活かした身体の使い方をご指導、ご提案させて頂いています。



現在、本厚木にある雲山~unZan~稽古場を中心に伊勢原市、海老名市、都心にて講習会を開催している。

旅する身体の想い

 リラクゼーションサロンで働いていた時に、ふと疑念が浮かんできました。頻繁に来られるお客さんが、その都度コリや疲労が戻っている。これってどうなの、と。確かに身体のケアとしてリラクゼーションやマッサージに行くことは大事だと思います。しかし、私には何か根本的に違うのではないかと思ってしまいました。身体を管理しているような感じがしてしまったのです。自分の身体なのにどこか他人任せ。話を聞いていると、仕方がない、昔から悪いとどこか他人事(もちろんそうでない方も多くいました)。自分の身体を観るという事を放棄している様に感じてしまったのです。

 それからは武術で学んだ身体の使い方の重要性を再認識しました。身体に負担を掛けない、効率の良い身体の使い方。そしてヨガに出会い、身体の状態を自分でケア、調整する術を学んで、これらは共通して大事なのだと思いました。身体が固すぎて、動きが制限されたり、腰や膝の痛みがあるので動くこと自体が苦痛という方が結構いました。その方たちは動くという、人間にとって基本的なことも嫌だと思っていたようです。その原因は痛みだったり、不調だったり。そんな方たちを見ていて、自分で身体を観ていき、身体と仲良くなってもらいたいなと思いました。ヨガで今の自分の身体の状態を知る、そして少しずつ身体と仲良くなり、武術の身体の使い方で、部分的に負担のかからない身体を育てていく。そしてそれでも不調ならリラクゼーションやマッサージに行く。もしくは定期的にケアをする。そうすると、自分の身体を観るという習慣が生まれます。身体の状態を自分で観ていく。

 例えばなんとなく不調だと原因が分からずそれが更に拍車をかけますが、原因が自分なりにも分かり納得しているとその日一日の過ごし方も大きく変わってくると思います。身体への観方が変わってくれば、自分が観ている世界も変わってくると思います。それ位身体って面白いものです。そういった想いがあり、身体操法やヨガをお伝えさせて頂いています。

【経歴/活動履歴】

2009年    卓球スクール夢想塾さんのもとで、スポーツに応用した武術的な身体操法の指導を開始。

2014年    ヨガ指導開始。

2015年7月 剣術家、金山孝之氏主催「GM happy コラボレーション」ヨガ講師として参加。

2016年4月  甲野善紀先生より、「松聲館技法研究員」の名称を頂く。

2016年6月  ときわ台稽古会「武術を活かす」開始。

2016年10月  第2回えびなヨガビュッフェ 講師として参加。

2016年10月  イオンカルチャークラブ海老名店にて「古武術の智恵で健康な身体づくり」講師。(その後、講座終了)

2017年6月  立川、国立にて「古武術で遊ぶ会」開催。

2018年1月 本厚木に武術とヨガを通じた身体探求の場、雲山稽古場を開設。


《DVD出演》 「甲野善紀 技と術理2013」 「 〃 2014」 「 〃 2015」「 〃 2016」「 〃 2017」に受けとして出演。

《ゲスト講師》 剣術家/金山孝之氏企画・主催 「GM happyコラボレーション 」ゲスト講師として参加。

剣術とヨガのコラボレーション、ヨガ指導。

《ゲスト講師》 第2回えびなヨガビュッフェにゲスト講師として参加。

武術の身体操法とヨガを指導。


【資格】

国際総合生活ヨガ龍村式呼吸法&健康YOGAインストラクター養成コース修了

ホリスティックヘルスコンサルタント養成講座修了

医王会指圧センター 上級コース修了

【甲野善紀先生からの推薦文】


井上欣也氏を推薦します


 井上欣也氏と初めて出会ったのは2007年の秋、自由が丘の読売文化センターの

講座であった。初対面の時から明るい感じの好印象があり、「ああ、こういう若

者は人に好かれるだろうな」と思った記憶がある。ただ、そうした明るい感じの

人物は、武術のような世界の探究心はそれほど強くないというのが、私がそれま

での経験で得た実感だったから、この人物が、まさか後々ずっと私の稽古研究に

とっても得難い相手の一人になるとは全く想像していなかった。

 ところが、この当初の私の予想に反し、井上氏は武術の研究にのめり込んで来

て、当初は簡単に崩れていたのが次第に崩されにくくなってきて、その技の研究

は大いに進展してきた。特に私の手を掴む「掴み技」に関しては、私が「井上持

ち」という名前をつけたほど崩されにくい持ち方を創案。いつしか私にとって貴

重な稽古相手となっていた。そのため、私が月二回メールマガジン『風の先・風

の跡』を出している「夜間飛行」からの依頼で、2013年から毎年一回出している

DVD「甲野善紀技と術理」シリーズに「受け」として欠かさず出演をしてもらっ

ている。

 そうしたわけで、井上氏の技と探究心、そして人柄は、この9年間見ていて、

私も本当に信頼出来る感じがする。井上氏もせっかくここまで研究を深めてきた

ので、もし機会があれば、この武術によって開発された体の使い方を、これを求

める人に指導するよう勧め、この私の勧めにより介護やスポーツ等への指導を始

められているようだが、なかなか好評のようである。教えるということは、自分

自身にとっても大きな学びになる。今後ますますの活躍を願って、最近「松聲館

技法研究員」に任命した。「松聲館技法研究員」とは、私の道場、松聲館は、す

でに2003年に会も解散し、私も単独で活動しているのだが、私の武術に強く関心

を持って研究協力を惜しまず、そして現に私の武術研究に寄与している人に、私

から贈っているもので、現在まだその数は10人といない。

 今後、井上氏の元から今までの体育やスポーツ等では得られなかった体の使い

方を身に付け、活躍する人たちが生まれれば、それが井上氏の指導力の証しとな

る事だろう。そうした人たちが育つことを祈って推薦の辞としたい。


松聲館主 甲野善紀